課題
アプリのマーケターがインプレッション測定を活用すれば、アプリのインストールに即時つながったクリックのさらに先を見通して、インプレッションがコンバージョンに及ぼした影響を把握できます。広告主は、アトリビューション・ライフサイクルにおけるインプレッションの役割を理解することで、メディア支出をさらに最適化できます。MobilityWareとAarkiは共同でプログラマティック広告キャンペーンを開始しました。目指したのは、広告視聴にアトリビュートされるアプリ「Pyramid Solitare」のインストールが、機械学習による入札予測にどのような影響を及ぼすかを把握することです。
ソリューション
ビュー・スルー・アトリビューション(VTA)は、広告をクリックはしなかったものの、その後の行動が広告を見たことで直接に影響されたユーザーについて、インストールやその他のアトリビュート可能なイベントをトラックする方法です。例えば、ユーザーがとある広告主の特定の広告の配信を受け、広告クリックの代わりにアプリストアに移動してアプリをダウンロードしたとします。VTAでは、広告活動とマーケティング・パートナーは、そのインストールに貢献したものと見なされます。
VTA有効化がもたらす価値を見定めるため、AarkiはPyramic Solitaireアプリのプログラマティック広告キャンペーンを80日間にわたって分析しました。経験豊富な社内デザイナーが動画広告およびディスプレイ広告のバリエーションを複数作り、これらがVTAを有効にした状態で、数千の広告主でテストされました。VTAを有効化することにより、広告インプレッションをトラッキングし、モデルに学習させる情報を多く得て、より正確な予測ができるようになりました。予測確率が増加するにつれ、モデルが入札するCPM階層も高くなり、これにともなってインストール率やユーザークオリティも高くなりました。
結果
予測確率のインストール
パフォーマンス向上