InMobiによる公開記事
詳細については、こちらのケーススタディをお読みください。
Appleの最新OSであるiOS14について、2021年に発生する予定の広告主ID(IDFA)に関し予想される変更に備え、有力なDSPであるAarkiは、InMobiExchangeを使用して既存のキャンペーンで、広告追跡機能を制限したたユーザーをターゲットにしました。結果そのキャンペーンは大成功を収め、Aarkiは当初の予想を350%上回るROIを実現しました。
主な結果
キャンペーンについて
Aarkiは、多くの主要なアプリの為に、広告で使われているDSPです。 InMobi Exchangeは、特にモバイルアプリユーザー獲得(UA)キャンペーンのために、Aarkiによって長年使用されてきました。
2020年6月、毎年恒例のWorldwide Developers Conferenceで、AppleはすべてのアプリにiOS 14でIDFAのオプトインへの同意を表示するよう要求すると発表しました。IDFAは多くの獲得キャンペーンで重要な役割を果たす為、Aarkiはその大きな変化への備えができていると実証したいと考えました。なぜならIDFAが利用できなくても、高品質の獲得ユーザーを提供し続けることができるためです。
IDFAなしでUAキャンペーンがどのように機能するかを確認するために、AarkiはInMobi Exchangeを使用して既存のキャンペーンをさらに拡大し、Limit Ad Tracking(LAT)をオンにしたiOSデバイスの所有者をターゲットにしました。なぜなら、広告追跡をオプトアウトしたユーザーのプールがiOS14で大幅に増加すると考えられるからでした。
キャンペーン結果
このキャンペーンは大成功を収め、AarkiがLATユーザーでもUAキャンペーンを正常に実行できることを示しました。全体として、Aarkiの投資収益率(ROI)は予想を350%上回りました。また、LATユーザーのROIは、LAT以外のユーザーのROIよりも156%以上高かったです。
具体的には、LATユーザーから見たインストールあたりの獲得コスト(CPI)は、非LATユーザーから見たものより31%以上優れていました。さらに、LATユーザーのクリック率(CTR)は、非LATユーザーのCTRよりも37%以上高かった。
キャンペーンの成功に貢献したのは、インプレッション単価(eCPM)が通常より60%低いという事実でした。これがLATの入札オークションの勝率が非LATの入札オークションの2倍であった理由の1つです。そして、彼らのLATと非LATの入札率はほぼ同じでした。
このキャンペーンの結果、Aarkiは、2021年にIDFAオプトインが導入された場合でも、UAキャンペーンを成功させ続けることができると確信しています。